【経済学・経済政策】ワルラス的・マーシャル的調整過程を一瞬で解くポイント

中小企業診断士の経済学・経済政策で学習する経済理論のひとつに、「ワルラス的・マーシャル的調整過程」があります。

「ワルラス的・マーシャル的調整過程」は、経済市場がどのように均衡するように調整されるかを考える理論であり、ミクロ経済学を理解する上で欠かせない分野となっています。

しかし、これらの経済学の理論は、特有の考え方・モデルを用いることで、初学者ではスムーズに理解することが難しいことも事実です。

この記事では、ミクロ経済学における「市場均衡」を解説した上で、「ワルラス的・マーシャル的調整過程」の基本的な考え方から、中小企業診断士試験で問われる論点・解き方のポイントを解説しています。

経済学・経済政策の試験対策を進めるうえで重要なのは、試験で問われる重要論点を完璧にマスターすることであり、難しい理論をスムーズに理解していく学習を進めていかなければなりません。

中小企業診断士試験で必要な知識に絞り、なるべく簡易的に解説するように意識していますので、経済学・経済政策の学習を進める中での参考となれば幸いです。

この記事でわかること
  • 前提となる「市場均衡」とは
  • ワルラス的調整過程・マーシャル的調整過程の考え方
  • 市場の安定・不安定を判断するポイント
  • ワルラス的・マーシャル的調整過程を一瞬で解くコツ
  • ワルラス的・マーシャル的調整過程に関する過去問と解説
目次

市場均衡

ワルラス的・マーシャル的調整過程は、市場が均衡していないときに、どのように均衡状態へと調整されていくかを考える理論です。

具体的な理論の解説の前に、まずは「市場が均衡している」とはどのような状態を指すのかを解説します。

市場均衡とは

経済学における市場均衡とは、「需要と供給が等しくなる価格が成立している状態」をいいます。

そして、需要と供給が等しくなる価格とは、需要曲線と供給曲線の交点から導き出すことができます。

上記の図では、需要曲線と供給曲線の交点にプロットされている黄色い点が「市場均衡点」となります。

このとき、この市場均衡点における価格と消費量・供給量のことを「市場均衡価格」「均衡取引量」と呼びます。

需要曲線と供給曲線の交点のみが、市場で消費者(買い手)と供給者(売り手)がお互いに納得して取引ができる価格ということになります。

このように考えると、市場が均衡している状態とは、市場均衡価格で財が取引されている状態のみであり、それ以外のすべての価格で取引されている状態は均衡していないということになります。(市場不均衡)

企業(売り手)が設定した財の価格が高すぎると…
その価格で財を消費してくれる買い手がおらず、需要が足りずに売れ残ってしまう。(超過供給)

企業(売り手)が設定した財の価格が安すぎると…
財を買いたい買い手が多くなり、供給量が足りずに企業が損をしてしまう。(超過需要)

このように、買い手・売り手の双方が納得できる唯一の価格が、需要曲線と供給曲線の交点であり、その価格が成立していることが市場均衡の条件になるのです。

市場均衡:需要と供給が等しくなる価格が成立している状態

市場均衡が変化する要因

市場均衡が成立する価格は、需要曲線と供給曲線の交点から導かれます。

そして需要曲線・供給曲線は、市場における様々な要因を受けてシフトするため、市場均衡価格も変化します。

具体例として、需要曲線が右方向にシフトした場合を見てみましょう。

需要曲線が右シフトする場合とは、消費者(買い手)の収入が増加したり、代わりとなる財(代替財)の価格が上昇した時など、「消費者(買い手)にとってその財の消費を増やした方が良い時」です。

このとき消費者(買い手)は、財の価格が同じでもより多くの消費を行いたいと考えるため、需要曲線は右方向にシフトすることになります。

そして、需要曲線が右方向にシフトすることで、供給曲線との交点も移動します。

上記の図では、需要曲線と供給曲線の交点が右上に移動しており、縦軸の「価格」と横軸の「消費量・供給量」がともに上昇していることになります。

このとき、移動後に成立している価格である「3」が、需要曲線の右シフトを受けて、新たに成立する市場均衡価格に該当します。

このように、需要曲線や供給曲線がシフトすることによって、両者の交点が移動して新たな市場均衡価格が成立するのです。

ここまで、市場において需要と供給が均衡している状態を見てきました。

しかし、需要曲線や供給曲線がシフトして市場均衡価格が変化するとき、すぐに新たに均衡する価格が反映されることはありません。

このときに登場するのが「ワルラス・マーシャル的調整過程」であり、これらは市場均衡が変化するような出来事が生じた際に、どのようなプロセスを経て調整が行われるのかを検討するものです。

以下では、ワルラス的・マーシャル的調整過程のそれぞれが、どのようなプロセスで市場均衡へと調整されるのかを解説しています。

ワルラス的調整過程

まずは、「ワルラス的調整過程」について解説します。

ワルラス的調整過程では、価格が変化することで均衡が調整されると考えます。

上記の図では、市場均衡価格以外で取引されている場合の、超過供給・超過需要が調整される過程を示しています。

市場で財を購入するのは買い手ですので、買い手が購入したいと考える価格に合わせて生産者が価格を調整する必要があります。

超過供給(上の緑枠)の場合…
価格が「4」であり、高すぎて売れ残っている

超過需要(下の緑枠)の場合…
価格が「1」であり、安すぎて供給が追い付いていない

グラフの縦軸(価格)に注目するとスムーズに理解できるかもしれません。

このように、ワルラス的調整過程では、価格が変化することで市場均衡価格で取引されるように調整されると考えます。

ワルラス的調整過程:価格が変化することで需給のバランスが調整される

マーシャル的調整過程

次に、「マーシャル的調整過程」について解説します。

上記の図も、ワルラス的調整過程と同じく、超過需要・超過供給が調整される過程を示しています。

買い手が購入したいと考える価格を考慮する点はワルラス的調整過程と変わりません。

しかし、マーシャル的調整過程では、生産者(売り手)が価格ではなく供給量を変化させることで均衡へと調整していきます。

超過供給(右の緑枠)の場合…
供給量が「4」のとき、需要者価格は「1」であり、生産しても売れ残る

超過需要(左の緑枠)の場合…
価供給量が「1」のとき、需要者価格は「4」であり、より多くの販売ができる

マーシャル的調整過程を考えるときには、グラフの横軸(供給量・需要量)に着目しましょう。

このように、マーシャル的調整過程では、供給者(売り手)側が供給量を変化させることで、需給のバランスが調整されると考えます。

マーシャル的調整過程:供給者(売り手)が供給量を変化させることで需給のバランスが調整される

安定・不安定の判断

ここまで、ワルラス・マーシャル的調整過程が、どのように需給のバランスを調整すると考えるかを解説してきました。

続いては、調整過程とセットで理解する必要のある「市場の安定・不安定」について解説します。

市場の安定・不安定とは

ここまで解説してきたワルラス・マーシャル的調整過程の考え方では、ワルラス的調整過程では「価格」を、マーシャル的調整過程では「供給量」を変化させることで、市場が均衡状態へと調整されていきます。

このように、市場が均衡状態になるように調整される力が働くことを「市場が均衡している」といいます。

市場の安定:均衡状態へと調整する力が働き、最終的に均衡状態になる。

しかし、ワルラス・マーシャル的調整過程が正しく機能しない状態も存在しており、均衡状態に戻る力が機能しないことを「市場が不安定である」と呼びます。

市場の不安定:均衡状態へと調整する力が働かず、均衡状態に戻らない。

以下では、ワルラス・マーシャル的調整過程のそれぞれで、市場の安定・不安定の判断について解説します。

ワルラス的調整過程の安定・不安定

まずはじめに、ワルラス的調整過程における安定・不安定の判断について解説します。

ワルラス的調整過程では、超過供給のときは価格が高すぎて売れ残るため、価格が下がることで需要が生まれて均衡へと調整されましたね。

また、超過需要のときは価格が安すぎて供給が追い付かないため、価格が上がることで需要を抑制します。

つまり、ワルラス的調整過程においては、超過供給であれば価格が下落・超過需要であれば価格が上昇することになります。

上記の図では、ワルラス的調整過程における「安定」した状態を示しています。

超過供給に(上の緑枠)において価格が下がり、超過需要(下の緑枠)において価格が上がることで、最終的に市場均衡価格に収束し、市場は安定状態になります。

ワルラス的調整過程においては、「市場均衡価格より上の価格では超過供給」が、「下の価格では超過需要」が生じていれば、価格が市場均衡価格に収束するように変化して安定することになりますね。

では次に、ワルラス的調整過程において市場が不安定なパターンを見てみましょう。

下記の図では、ワルラス的調整過程において市場が「不安定」な状態を示しています。

先ほどの「安定」した状態の図と異なり、需要曲線と供給曲線の位置が逆になっており、超過供給・超過需要の位置関係も逆になっている点に注意しましょう。

上記のような、需要曲線が右上がり・供給曲線が右下がりの形状を取るのはレアケースです。

現実的にはかなり希少ですが、診断士試験では市場の不安定の例として、需要曲線と供給曲線が特殊な形状で出てくることも多々あります。試験本番では冷静に形状を読み取れるように備えておきましょう。

しかし、この位置関係の変化により、市場均衡価格より低い価格にも関わらず超過供給(下の緑枠)が生じており、さらに価格が下がってしまいます。

さらに超過需要(上の緑枠)についても、市場均衡価格よりも高いにも関わらず、さらに価格が上がってしまいます。

このように、価格の変化が市場均衡価格に収束しない方向に働いてしまい、結果として調整機能が働かない状態が、ワルラス的調整過程における「不安定」な状態となるのです。

マーシャル的調整過程の安定・不安定

次に、マーシャル的調整過程における安定・不安定の判断について解説します。

マーシャル的調整過程では、超過供給のときはこれ以上の生産をしても売れ残るため、売り手側が生産量を減らして適正量を販売します。

また、超過需要のときは有り余る需要分でより多くの販売を行うために生産量を増やします。

つまり、マーシャル的調整過程において供給者(売り手)側は、超過供給であれば生産量を減少・超過需要であれば生産量を増加することになります。

上記の図では、マーシャル的調整過程における「安定」した状態を示しています。

超過供給の場合(右の緑枠)においては、売り手は生産量を減らし、超過需要の場合(左の緑枠)においては生産量を増やすことで、最終的に均衡取引量に収束し、市場は安定状態になります。

マーシャル的調整過程においては、「均衡取引量より右の取引量で超過供給」が、「左の取引量で超過需要」が生じていれば、買い手が生産量を変化させることで最終的に均衡取引量に収束します。

次に、マーシャル的調整過程における不安定なパターンを見てみましょう。

以下の図が、マーシャル的調整過程における「不安定」な状態です。

この図に関しても、ワルラス的調整過程を解説したときと同様に、需要曲線と供給曲線の位置が逆になり、超過供給・超過需要の位置関係も逆になっていることに着目してみてください。

これにより、超過需要の場合(右の緑枠)には、既に均衡取引量よりも多い供給量にも関わらず生産量を増やす方が得策ということになります。

また、超過供給(左の緑枠)についても、均衡取引量よりも少ない供給量の状態にも関わらず生産量を減らすことになります。

このように、供給者(売り手)側が均衡取引量に収束しない方向に生産量を変化させてしまうことで、結果として調整機能が機能しない状態が、ワルラス的調整過程における「不安定」な状態となります

一瞬で問題を解くコツ

ここまで、ワルラス的・マーシャル的調整過程の基本的な考え方から、安定・不安定の判断までを解説しました。

ここでは、中小企業診断士・経済学でこれらの問題を一瞬で解くためのコツをお話しします。

「ワルラス的 or マーシャル的」の判別

まずは、ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程を混合しないための覚え方を紹介します。

オススメの覚え方に、「1画目」に注目する方法があります。

ワルラス的調整過程の頭文字「ワ」は1画目が縦方向であるため、グラフの縦軸である「価格」が変化することで調整されます。

また、マーシャル的調整過程の頭文字「マ」は1画目が横方向であり、グラフの横軸である「供給量」が変化することで調整されます。

シンプルな覚え方ですが、これだけ覚えておけば本番の緊張状態でも混同することはないかと思います。

「安定 or 不安定」の判別

ワルラス・マーシャルのどちらかが判断できたら後には、安定・不安定の判別を行います。

まずは、ワルラス的調整過程の判別です。

解法のポイントは、横方向に直線を引くだけです。

ワルラス的調整過程が調整機能を持つのは、超過供給のときに価格が下がり、超過需要のときに価格が上がるときです。

そのため、市場均衡価格よりも高い価格が成立しているときに超過供給が、低い価格が成立しているときに超過需要は生じているときに、市場は安定していると言えます。

この判断を行うときには、横方向の直線を引いてみると一発で解くことができます。

市場均衡価格よりも高い時は超過供給が生じれば安定するため、横方向に直線を引いたときに、先に需要曲線と交わるはずです。

また、市場均衡価格よりも低い時は超過需要が生じているときに安定するため、先に供給曲線と交わればいいことになります。

つまり、横方向に直線を引いてみて、先に供給曲線・需要曲線のどちらと交わるかを見るだけで、安定・不安定の判断が可能になります。

ワルラス的調整過程は、あくまで価格を軸に調整するプロセスです。縦軸から横方向に直線を引いてみて、どちらの曲線と先に交わるのかだけチェックしてみてください。

次に、マーシャル的調整過程の判別です。

マーシャル的調整過程では、今度は縦方向に直線を引くだけでOKです。

マーシャル的調整過程が調整機能を持つのは、超過供給のときに生産量を減らし、超過需要のときに生産量を増やすときです。

そのため、均衡取引量よりも生産量が多いときに超過供給が、生産量が少ないときに超過需要は生じる場合に、市場は安定していると言えます。

マーシャル的調整過程では、今度は縦方向に直線を引くことで一発で判別できます。

均衡取引量よりも供給量が多い時は超過供給が生じれば安定するため、縦方向に直線を引いたときに、先に需要曲線と交わるはずです。

また、均衡取引量よりも生産量が少ない時は超過需要が生じているときに安定するため、先に供給曲線と交わるはずです。

つまり、縦方向に直線を引いてみて、先に供給曲線・需要曲線のどちらと交わるかを見ることで安定・不安定の判断が可能です。

価格(縦軸)を中心に考えるワルラス的調整過程とは異なり、供給量(横軸)を軸に考えるのがマーシャル的調整過程です。横軸と垂直になるように縦方向に直線を引き、どちらの曲線と先に交わるかを見ればOKです。

過去問と解説

最後に、ワルラス・マーシャル的調整過程に関する過去問を紹介・解説します。

平成28年度 経済学 第14問

平成28年度 経済学 第14問

下図には、相対的に緩い傾斜の需要曲線が破線で描かれ、相対的に急な傾斜の供給曲線が実線で描かれている。これら需要曲線と供給曲線の交点は、点Eとして与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。【引用】中小企業診断士試験問題 (j-smeca.jp)

〔解答群〕

ア  供給曲線が右下がりであるため、ワルラス的調整を通じて点Eへ収束する力は働かない。

イ  供給曲線の傾きが相対的に急であるため、「蜘蛛の巣理論」による調整を通じて点Eへ収束する力は働かない。

ウ  交点よりも価格が高いとき、需要量よりも供給量が多いため、価格調整を通じて点Eへ収束する力が働く。

エ  交点よりも数量が少ないとき、供給価格が需要価格よりも高いため、マーシャル的な数量調整を通じて点Eへ収束する力が働く。

↓答えを決めてからスクロールして解答をチェック!↓

解答解説

ア:適切ではない
供給曲線が右下がりであるため、ワルラス的調整を通じて点Eへ収束する力は働かない。

➤➤ワルラス的調整過程の安定・不安定の判断に関する問題です。横方向に直線を引いてみる方法で考えてみましょう。市場均衡価格よりも高い価格の部分を見ると、横方向の直線が先に交わるのは需要曲線です。つまり、ここでは超過供給が生じており、超過供給のときは価格が下がるため、点Eへと収束する力が働いています。供給曲線の形状は一切気にせず、横方向の直線がどちらの曲線と交わるのかだけに注目しましょう。

イ:適切ではない
供給曲線の傾きが相対的に急であるため、「蜘蛛の巣理論」による調整を通じて点Eへ収束する力は働かない。

➤➤「蜘蛛の巣理論」とは、価格と数量が変化していくことで結果として市場均衡価格(点E)へと収束していく過程のことです。この問題では、供給曲線の形状や傾きを問わず、ワルラス的調整過程による価格変化で点Eへと収束する力が働いているため、「点Eへ収束する力は働かない」という文言が不適切です。「蜘蛛の巣理論」なんて言葉はテキストに出てこないので、深入りせずに他の選択肢の正誤で判断しましょう。

ウ:適切である
交点よりも価格が高いとき、需要量よりも供給量が多いため、価格調整を通じて点Eへ収束する力が働く。

➤➤交点は市場均衡価格であり、この価格よりも高い時、需要量よりも供給量が多い(超過供給)状態になっています。そして、価格調整であるワルラス的調整過程においては、超過供給のときに価格が下がって点Eへ収束する力が働くため、この選択肢が正解となります。

エ:適切ではない
交点よりも数量が少ないとき、供給価格が需要価格よりも高いため、マーシャル的な数量調整を通じて点Eへ収束する力が働く。

➤➤この選択肢は、マーシャル的調整過程に関する問題です。交点は均衡取引量であり、この数量よりも少ない時に供給価格が需要価格よりも高いことは正しいです。しかし、この超過供給の状態では、マーシャル的調整過程においては供給者(売り手)側が生産量を減らそうと考えるため、均衡取引量よりもさらに少ない方向に生産量を変化させることになります。つまり、点Eへ収束させる力が働かないということになります。

まとめ

当記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、中小企業診断士の一次試験科目である経済学・経済政策で頻出の「ワルラス的・マーシャル的調整過程」について、理論の考え方から中小企業診断士試験で使える覚え方・解き方のコツを解説しました。

経済学・経済政策は、理論に深入りし過ぎないことが重要で、重要論点を確実に得点できる基礎力を身に付けることが重要です。

ワルラス的・マーシャル的調整過程についても、頻出の重要論点であるながら、この記事で紹介した覚え方を使えば十分得点源にできるはずです。

中小企業診断士の学習を進める皆様にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

他にも、中小企業診断士を最短で合格するために役立つ記事を発信していますので、是非チェックしてみてください。

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